まつのき保育園

CONCEPT

人が健康に暮らし長生きをするためには、建物の室内温度「夏の涼しさ、冬の暖かさ」が強く影響することが、近年の建物と健康科学の研究で分かってきました。保育園で多くの時間を過ごす子供たちにも、「心身ともに健康で、将来につながる丈夫な体づくりができる環境で過ごしてもらいたい」という思いで設計しました。

まつのき保育園では、厚い断熱材や窓樹脂サッシ、気密性が高い施工方式を採用し、”省”エネルギーではなく”小”エネルギーで、夏涼しく冬は暖かい室内環境を実現しています。

また、構造は「木造による準耐火建築物」となります。ホールや遊戯室の大きな空間は大断面の集成材を使って構成していますが、燃えしろ設計の手法により、その柱や梁を表しにしています。床や腰壁など子供たちが触れる内装材も、無垢材の杉を主体とした自然素材で仕上げています。

木の柔らかさ、ぬくもり、感触のよさ、通気性のよさは大人でも心地よいもので、裸足で駆け回る子供たちであればなおのこと。自然と身体が動き、運動量にも影響し丈夫な体を作ります。