「好き」を詰め込んだキッチンリフォーム
光と木が心地よい、「ナチュラルキラキラ」キッチン空間
築17年を迎えたご家族5人のお住まいが、食洗機の故障をきっかけに、家族のライフステージに寄り添う快適な空間へと生まれ変わりました。「ナチュラルキラキラ」をコンセプトに、自然素材の温もりと光の輝きが調和した、新たな暮らしの舞台をご提案しました。

リフォームのきっかけとご要望
食洗機の故障をきっかけに始まったリフォームは、単なる設備交換に留まらず、生活の中心であるキッチン周りを理想の空間へと刷新するプロジェクトがスタートしました。お施主様からは、特にキッチン周りの使い勝手とLDK全体の快適性について、具体的なご要望をいただきました。
- キッチンの快適性向上 : 既存のキッチンの垂れ壁を撤去し、リビングからの光を取り入れ、エアコンの効きを良くしたい。
- 効率的な家事動線 : 食洗機、自動水栓、レンジフードの交換に加え、カウンターを広く使えるカップボードにしたい。キッチンの奥にあった冷蔵庫もダイニングから近い場所へ移動させたい。
- 多目的に使える空間 : カウンターで食事ができるようなスペースを設けたい。
- 好みを反映したデザイン : 「木が好き」「ピンクが好き」「キラキラが好き」というお施主様ご自身の「好き」を空間に取り入れたい。

【デザインと工夫】明るく開放的な、家事ラクLDKへ

- キッチンの垂れ壁を撤去したことで、リビングからの光がキッチン全体に届くようになり、手元も明るく作業効率が向上しました。同時に、リビングのエアコンの効きがキッチンまで広がり、暑い夏の日の料理も快適になりました。
- 最新の食洗機、自動水栓、レンジフードへの交換で、日々の洗い物や調理後の片付けが格段にスムーズに。
- カップボードは上部収納をなくし、カウンターを広く確保。配膳スペースや一時的な作業台として活用でき、家事のストレスを軽減します。ゴミ箱収納にはウッドワンのキッチンサイドパネルを巧みに利用するなど、細部までデザインと機能性を両立させています。
- ダイニングカウンターを新設し、家族が気軽に軽食をとったり、お子さんが宿題をしたりと、多目的に使える場所に。料理をしながらお子さんの様子を見守ったり、会話を楽しんだり、家族のコミュニケーションが自然と生まれる空間となりました。

「好き」を散りばめたインテリア
「木が好き」「ピンクが好き」「キラキラが好き」というお施主様のご希望を最大限に尊重し、機能性とデザイン性を両立した空間を創り上げました。

「木」の温もり : カップボード、カウンター、オープン棚にはふんだんに木材を採用。特に、ウッドワンのニュージーパイン(ナチュラル色)で統一することで、LDK全体に温かく落ち着いた雰囲気が漂います。

「ピンク」のアクセント : カップボードの壁面にはお施主様が選ばれたピンクのクロスを採用し、空間に柔らかなアクセントと個性をプラスしました。

「キラキラ」の輝き : お施主様のご要望に応え、ガラス素材のペンダント照明を設置。光が反射するたびに、空間に遊び心と「キラキラ」した楽しさが加わり、夜のダイニングを幻想的に彩ります。
【設計事務所のこだわり】お客様に寄り添う提案力
私たちは、お施主様の「こうしたい」を明確にするため、図面だけでなくパースやBIMx(3Dモデルビューア)を活用した視覚的なご提案を徹底。ショールームへの同行や実物サンプルの確認を重ね、工事前から完成イメージを具体的に共有できるよう努めました。

また、ご予算内で最大限の理想を追求するため、減額提案だけでなく、お施主様の想いを諦めないための代替案も積極的に提示。例えば、当初残す予定だった化粧柱を撤去することが構造上問題ないことが判明した際には、柔軟に設計を変更し、より開放的な空間と希望のペンダント照明の設置を可能にするなど、最善の解決策を追求しました。
「料理をするのが楽しみになるキッチン」へ
今回のリフォームで、料理をするのがもっと楽しくなるようなキッチンになったと実感しています。ご家族の笑顔が溢れる、明るい「ナチュラルキラキラ」な空間で、これからも素敵な思い出をたくさん作っていただけることを願っています。